2018年8月12日 (日)

昨日は、お客さんの家にアペリティフに招待され行ってきました。シャンパンや赤ワインとともに私達が持って行ったプティサレと生ハムメロン、いちご(シャンパンにあう)・・・などとともに夜のひと時を語り合いました。

その後、アンジェ城のイルミネーションを見に行って少しだけ夏を満喫

そしていつもパン買いに来てくれているお客さんのバーへ行ってみました。土曜の夜中の街中の人の多さ,若者の多さにびっくり・・・そのバーもほぼ満席でした。会計頼むと、来てくれたからって半額にしてくれ・・・びっくりしました。いい人だ~ちなみにそのお客さんはクリームパンのファンです。

数日前は、髪を切りに行ってさっぱり短くしました。ここの美容院もほぼ毎日パン買いに来てくれるお客さん、その人はカレーパンのファン。

日本の時とはちょっと違って、お客さんととても近い関係を感じるフランスです。こんな感じがすっごくすきで、この街のパン職人であることに,そのことを通して人とつながっていけることに幸せ感じてる今です。

2018年7月30日 (月)

3週間のバカンスあけの仕事はちょっと体力的に慣れるまできつかったけど、うれしいこともたくさんありました。常連のお客さんがちゃんとパン買いに戻ってきてくれて、バカンス終わったね~どうだった?とか、この店があいてないことさみしいかったとか、私達にはこの店が必要なのよとか、あったかいたくさんの言葉をもらいました。

今日日曜は休みで近くのスーパーの買い物帰り、常連のお客さんと道で3人も会って、会話をしました。これもうれしいものです、自分はこの地域の人のためにパン焼いてる職人だって感じれるから・・・バカンス中ソファーの上でごろごろするものいいけど、精一杯働いて大変だけど、自分がみんなに必要とされてる、そう自分の存在意義を感じれることが一番の心の喜びに通じるのだと改めて感じました。

この前マルシェでイチゴ買ってジャムにしました。昨日マルシェに行ったら、もうイチゴは姿を消し、ミラベルが出てました。おいしかった~。今はももやアプリコットやたくさんのフルーツがある季節です。そして何よりトマトがおいしくって、店でもトマトのピザやったら、おいしかった。日本ではなかなか野菜や果物で季節感じにくいですが、やっぱりフランスの地方に住んでると、いいなぁって思います,ぜいたくな幸せ。

2018年7月23日 (月)

もうすぐ3週間の店のバカンスが終わります。今日から仕込み関係の準備をはじめました。2週間日本に帰ってました。1週間は、熊本にて仕事リュアンさんと講習講演会を行うために。人として、職人として尊敬し憧れている彼と、飛行機の中や食事中や、いろんな場面で普段できない話、敬虔なクリスチャンである彼のものの考え方やに触れることができたことも、たわいもないことで心から笑いあえたことも、憧れだったフランス語の通訳と助手として仕事ができたことも、リュアンさんと日本のパン職人の方を私の通訳を介し、つなげることができたこともどれもすべてが素晴らしい心にしみる経験でした。そして、あの集中豪雨で実家の長崎には2日間行けず・・・フランスはストライキとかで思うように電車や飛行機が動かなかったり遅れたりするけど、日本は自然災害が多く、今回も人の力はとても大きくてなんだもできそうで、でもやっぱりちっぽけなのだと思わされました。生かされていることへの感謝と、人生はこういうふうに計画通り、思い通りにはいかないものだと・・・まぁいろいろありながらも、無事長崎で母の墓参りもでき、妹と五島にもちょい旅行に行けたわけで、思い通りに行かない人生も、このように物事に身を任せ、できることをやれば、きっと良い方向へ進んでいくものなのだと・・・思いをめぐらせました。

今日ムニエさんから電話あって、8月20日の私達のアソシエーションでやる内容について話をしました、もう今はパン職人を引退してる彼、でもやっぱりパンのことに情熱を注ぎ、家でテストやってるなんてステキ~と思い、彼の思想や技術や次世代の職人たちに伝えたいと改めて感じました。ムニエさんもシロンさんもリュアンさんも私のこの店を通して大きく関わりがあり、彼らの思いや技術に触れる機会があり、彼らに共通するものはカルヴェル先生の影響であり、日本でもその先生から大きく影響を受けた方にとてもお世話になったわけで・・・どう考えても私の役割は、その思想を技術を次世代に伝え残すことであると思わずにはいられない・・・・私のやりたいことは、ほかの何でもない、このことであると自分でもよく分かっている・・・。

目の前のちょっと心重い問題もあるわけですが、この先の未来、やりたいことは本当にキラキラたくさんあるわけで、バカンス明けも頑張って日々に感謝し、一歩ずつ進んでいきま~す!

リュアンさんは今週から3週間のバカンス、フランスのこのバカンス,日本にはなくてなれないけど自分を見つめなおすいい時間かもしれません,この前彼に問題の相談に行った時、バカンスだけどいつでもメールしていいからねと言ってくれ、うるっと嬉しかった。日本で話しをしてる時、彼の会社名はパンエルバン(パンとルバン,ルバンはパンの種のこと)その名前に込める思いの中に,ルバンのように彼の思い思想が広がっていけばいいと・・・1つ目の店カルㇺあり、それから2つ目の店コルネイユができて・・・3つめは作らないよね?と聞くと、それはないけど、例えば私の店のように作っている物は違うけど、彼の思想を軸とした店が増えたように、今年彼のとこから独立した職人がやった店ように、ルバンのパン種がもとだねをもとに増えていくように,なってけばいいなと・・・・彼が言ったのを聞いた時、そういう風に私店のこと思っててくれて幸せ~って伝えました。知らない国で、外国人が商売していく時に、彼のような信頼できる存在はどれだけ私の心を癒してくれることでしょう。。。

2018年6月24日 (日)

来週日曜には日本へ!早いなぁ・・・店がオープンして7か月,はじめて店をバカンスで7月1日から23日まで3週間閉めます。日本では考えれませんがフランスでは当たり前に7月8月にみんながバカンスをとり仕事も休み,パン屋やレストランやいろんな店がおのおの閉まってます・・・年間5週間のバカンスをとるので他の時期にもバカンスでいないというのは仕事上連絡をとる際よくよくあり…物事が進まないことがあるのがこの国,学校でさえ2か月行くと必ずバカンススコレールと言って休みになる、え~また学校休みなんだとよく思います,こういう風にして育つと、大人になってもバカンスは人生においてとっても重要な位置になるんだと思います・・・

人生に神様との約束の地があるとしたら、本当に簡単ではなかったけど、やっとその場所にたどり着いたんじゃないのかなってふと思います。自分のやるべきこと,やりたいことが果たせる場所,住んでいて心から心地いいと思え,この場所で素晴らしい出会いに恵まれ、大きくやりたいことが描けていける場所・・・・先週ナントのプチットブーランジュリーに行ってきてMOFのデペリエさんを訪ね話をしました、9月か10月に私の店で一緒にパン作ろうという提案を彼がしてくれ、それが本当に実現したらすごいことだなって思います。8月にはアソシエーションの勉強会にまたムニエさんも来てくれるし、シロンさんも来てくれるかもしれない,来週からはリュアンさんと日本で一緒に講習会!私の憧れだったやりたかったことがこんなにも目まぐるしく実現していくなんて・・・幸せすぎます。

昨日土曜日は近くで朝市がたち、一週間で一番忙しい日,売り上げも1.5倍くらい,お客さんのほとんどが午前中に集中するので、バゲットをきらさず手成形し焼いてとやっていくのはまるでスポーツのようだといつも思う・・・そんな中お客さんが帰り際、あなたのパンはとてもおいしい、このパンが週末をとても豊かにしてくれると言ってくれました。心から嬉しかった言葉で、後からその言葉をかみしめつつ、私が本当にやりたかったこと,それが実現できている今に感謝し、あのパリでの苦しかった懐かしい思い出を改めて思い・・・今の幸せをかみしめました。毎日おいしいパンをこの地域の人のために焼いてゆきたい,そのパンを通して幸せを感じてほしい・・・

人生には予期もしないいろんなことが起こってきます。どん底の苦しい時も,抜け出せない苦しさも、すべてはその時の自分にとって必要なことだったと改めてそう思います。だから今ここにいる,人との出会いがふとしたきっかけを与えてくれ,気づかせてくれたり、あたらしい可能性をもたらしてくれる・・・

ソファーの上でゆっくりとした日曜を過ごせることに最高の幸せを感じつつ、明日はリュアンさんと講演の打ち合わせ~。

2018年6月18日 (月)

常連のお客さんと交わすあいさつやちょっとした言葉,その時のお互いの笑顔が一番うれしいことです。昨日も、パンの説明をお客さんから求められ話す中で、あなたのパンはとてもおいしいと言ってくれ・・・・そういう言葉にいつも涙出そうになります・・・

だって、私の人生のすべてはパンを作ることに捧げているから、それを通して人と出会い、誰かの力となっていくこと・・・それだから、それしかないから・・・

ソファー買ってまた快適な部屋になりました、去年屋根裏部屋で洗濯機もなく暮らしてたことを思えば信じられないくらい幸せです・・・でも、今日ちょっと悲しいことありました、人生は自分の思いどうりには進んでくれません,これっと心に感じたら最大限の努力を自分の心に従いやってみる、でもそうは物事が進んでくれない時もある,待たなきゃいけない時、あきらめないといけない時・・・悲しいけどそんな時は素直に泣いて、それに従う。だって人生はすべてうまくいくようにできている,そうなったほうがいいからそうなる・・・そのことを知ってるから今は心がいつも落ち着いてるかなぁ前より。

よ~し、もう少ししたらリュアンさんと日本です!憧れの初の通訳と助手と・・・頑張って準備しようっと。

ふと離れて自分を眺めると、フランスで会社作ってパン屋運営して,地域の人のためにパンを焼き、素敵な街アンジェと出会ってそこで生活できてる,快適な家と素晴らしい人たちの出会いと・・・幸せな場所にいる。でも、心ってたまに満たされなくて、寂しくなる時たくさんある・・・人ってそんなものかもしれない。

きのう、今が旬のアプリコットでジャム作ったら相当できた・・・瓶10個くらい・・しばらく食べないと・・・これもぜいたくな悩みです。

2018年6月10日 (日)

今週6月の新商品を切り替え、新しい製パン法のパンに挑戦、その商品の微調整に苦心し楽しみました。久しくパンに触れ感じ少しずつ条件変えいい状態に持っていく・・・パン作っている~という感覚を改めて好きだなぁと感じました。

心配だった新しいバゲットへの常連のお客さんの評価も,とてもいいものでした。私自身、この新しい製パン法を通し、フランスのパンの歴史,麦のこと,製法のこと、どう移り変わってきて、現代はどうなってて、だから今どういう方向に向かうべきで、この新しい製パン法を理解しやっていく意味があるのか・・・・じっくり考え議論もした、とてもいい機会でした。

店を運営しやっていくうえで、フランスは日本より簡単にいかないこと多いしストレスになることも多いけど、やっぱり私がやりたいことはここにある、この店を通してもっと広がっていける・・そう感じた今週でした。

昨日はリュアンさんが店に突然来てくれて、今度日本の講習のことや日本の粉でテストしたパンを持ってきてくれ、店はうまくいってるか?問題ないかい?と優しい気づかいの言葉をかけてくれました。ジェラールムニエさんからも電話あって、いろんなアドバイスと近況を話し、そのあとティボーとムニエさんが電話で話して・・・・毎月新商品切り替えやってることや・・かおりは働きすぎだから先を見据えて無理しないよう働き方考えるよう話したと・・・

時々ふと、一人だなぁと感じてしまうことがあった最近、でもやっぱり神様いるんだなぁと感じさせるように、優しく見守ってくれるリュアンさんや、ムニエさんや・・・心から信頼でき相談できた母はもういないけど・・・・たくさんの人が支えてくれている今に改めて心から感謝しました。

2018年5月22日 (火)

昨日日曜、日本語を教えてほしいというお客さんの家に行きました。頼まれたけど、正直時間のない今、とりあえず1回試しでやってみましょうということで・・・

その人の家に行き、庭でお茶しながら、その人の子供も一緒に日本語勉強しながらいろいろ話をしました。そういう中久しぶりに心から笑顔で笑っている自分に気づきました。

最近、笑うということ、心から笑うということを忘れていました・・・・しょうがないと思います,今までの道のりは険しかったし、気をずっと張り続けて、いろんなことに心配りし、起こってくる問題に対処し・・・・でも、今その自分の作り出す雰囲気が周囲にも影響しているのを、そのぎこちなさを感じていました。

それを日曜の午後のひと時の。店のことから離れた、そのたわいもない時間が大切な何かを思い出させてくれました。お客さんとのそんな出会いにとても感謝。

2018年5月12日 (土)

一年前の今頃どうしてたかってふと考えてみた。まだ仮ビザのままビザを待ち続けてた・・・母が亡くなり…まだ物件を一生懸命探してた・・・ちっちゃな屋根裏部屋で暑くて洗濯機もなくて手洗いしてた・・・

2年前の5月、パリにいた…人生で一番つらかった時・・会社から出てけば・・・と言われビザも家も失うかって、順調だった今までのパン人生の中で自分を否定され結果を残せなかった,私の中の最高の学びの時。

今、自分の店ができて,常連のお客さんとあいさつを交わし、会話をし、その人たちのためにパン焼いてる、考えながら、新商品にもチャレンジしながら、まだまだいつも完全じゃない自分だけど・・・自分で作った壁に悩んだり・・・でも、この2年精いっぱい頑張ってきた…そう思えた。どんなに底でも,先が見えなくても、自分の心信じて少しずつでも前に進んできた。

だから、今ここにいる、たくさんの人へのありがとうの上に、今の自分がある。

2018年5月 6日 (日)

Dsc_1120 フランスは、今暑い日と肌寒い日がいろいろ混じってます。店に空調がないので,クリームパンやパンオレザンなど自家製カスタードの商品をやめました。そしたらたくさんのお客さんから,クリームパンは??ないのという声があり、こんなにも人気だったんだ・・好きになってくれる人がいたんだってすごくわかりました。ということで、商品を少し切り替えました。

ショーソンシトロンやパンアラロゴンジュなどレモンやオレンジを使ったものを出したら、その子たちも人気でした!よくフランス人は変わらないことが好きで、変わらないものが好きと聞きますが,日本人と同じで新しいものすぎじゃないの~と感じた次第です。

先月発売したパンドロデブもどんなパンなのって散々聞かれましたが、特に年配の方を中心にとてもおいしかったって言ってもらえたし、思ったよりよく売れました。今月は、アルザスのパン、パンアラビエールを売ってます。久しぶりに作ってみたらすごくおいしかった~

Dsc_1121 今月のメロンパンは、シナモンンレーズンメロンです。2月はフランボワーズメロン,3月はチョコチップメロン,来月はレモンかな…と思ってます。

フランスのお客さんは直接話をしてくれます。日本人は基本恥ずかしがりだからあまり人に話しかけて自分の意見を述べませんが・・・・フランス人はすぐに自分の思いを伝えてきます・・・常連のお客さんは定休日前は一日に2回も店に来てくれる人がいます。その日の分と休みの間の分・・・オープンして5か月近くが経ち、顔なじみのお客さんが増えました。その人たちのためにパンを焼けていることがとてもうれしく思えます。あなたのパンは美味しいというその言葉に,いろんな大変さもふっとぶくらい支えられています。

今日は、母の命日です。ほんとうは母に私の焼くこの店のパンを一番食べさせたかったけど、それができなかった分、私はこれからも一人でも多くの人のために美味しい、心も喜んでくれるようなパンを焼いていきたいです。食べるということは、生きていくうえでとても大切なことだということを母の死を通して強く感じました・・・だから私は心のこもったおいしいパンを,自分の置かれたこの場所で一生懸命焼いてゆきます。

2018年4月15日 (日)

ティボー(一緒に働くみかさんのだんなさん、販売をアルバイトとして手伝ってくれてて、私の会社の代表,私のビザではなれないから)が、金曜日銀行のうちみたいな地域の商業を営む人を集めての会合?飲み会?に行ってきて、土曜パンを焼く私のそばに来て言ってた・・・

最高の夜だったよ、ぼくはスターだった、招待されていた地域の商業を営む人たちは店のお客さんだったし、みんなが私たちがパン屋をはじめたことをほんとうに喜んでくれていたから・・・と目をうるってさせながら。この前、店のフェイスブックのコメントに彼はまた目を潤ませてた・・・このブーランジュリーは味わいを奏で,幸せをおくる、リュスティックの信じられない品質は私を味のとりこにしたと書かれてあって(日本語にするとあんまりきれいじゃないけど、フランス語だととてもいい文章だった・・・)このコメントはまさに、私の理想とするパン屋を表現してくれていたと思う。バゲット(音楽の指揮棒のように)で味わいを奏で,リュスティックのブール状の形と合わせ,その中に幸せをつめ届けてくれる・・・こんな感じ。

ミックス粉による均一された味わい,おいしい出来上がった味わいだけど…それがはびこる今のフランスでうちのパン屋が作り出す味わいは違うのだと思う。私のパン屋のあるカルティエは食に関心が高い人が多い,近くに立つマルシェもビオや地域の野菜肉を扱うアンジェでも一番のマルシェ,その味を知った人たちがお客さんでもある、だからこそ感じるんじゃないだろうかと思う、ミックス粉や製粉会社の提案するやり方じゃない、そのオリジナルの心のこもった味を・・・と思う。

昨日は38度くらい熱あったみたいで、一日中だるかったけど、週の中で一番売り上げの高い土曜日を何とか乗り切り・・・家に帰って熱はかってみてよく頑張ったなぁと思った。バゲット500本以上を手成形で焼き上げてゆく,お客さんの目の前で分割,成形,焼成する姿は、きっとおどろきだと思う。男性の仕事であるパン職人が女性、それも日本人…

この前お客さんが聞いてきた,どうして日本人がここでパンを作っているんだ?日本にパンはあるのか? たくさんのブーランジュリーがあるし、パン一杯食べますよ~と言ったら感心してた。その人が言った・・・じゃ、なぜフランスでパンを焼いてるんだ?だから答えた・・・

vocation ou destin    使命または運命  

ほんとうにそう感じることが多い、リュアンさんやムニエさんやあんなすごい人たちが私のこと,私のパン屋のこと気にかけてくれ,大丈夫か何か問題ないかと定期的に声かけてくれる、ティボーやみかさんや一緒に働いてくれる人に恵まれ、素晴らしいアソシエーションの仲間とその活動を作り上げていけることも、私がここでなすべき事がある,果たすべき私の役割がここにある.だから、ここに導かれ、ここにいる。

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