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2018年3月

2018年3月 5日 (月)

ちっちゃな屋根裏部屋から店の近くの広いちゃんとしたアパートに引っ越して、パリを去る時にかなこさん家にずっと預かってもらってたパンの本達もやっと引き取れて、前は仕事以外の時には物件探しや手続きや工事のことしか考えられなかったけど、今は休みにパンの本広げてもっとおいしいパン作るにはどうすべきだろうって思いを駆け巡らせることができて・・・うれしいです。

私の母が生涯学ぶことを続けたように、私はパンに人生のすべてをかけ、学び,伝え、パンを作り続けてたくさんの人と出会ってゆきたいです。

何か大きな事を成し遂げようとするときに一番大切なものなんだかわかりますか?それは何よりも情熱だと思います。思い続けてその人からにじみでるような情熱、それが周囲を動かす。

一人では到底何もできなくて、たくさんの人に助けてもらわなければ叶いません。力を貸してあげたいと思わせるような,必死な姿のその人の頑張りがすべてを可能にしていくんだと思います。

きっとこれはこうで無理だろうとすぐあきらめてる人多すぎだと思います。そうじゃない、相手がどう思ってようと関係ない、やってみないとその人の気持ちがどう動くか分からないし、自分がどうしたいか心に感じてることが大切。

アンジェに引っ越そうかパリに残ろうかと迷ってた一年半前、パリからアンジェのリュアンさんの店を訪ね履歴書渡して働きたいってお願いしたことがありました。いくら待っても返事は来ず、でも自分の心を信じてアンジェに引っ越すこと決めました。引っ越してきたよ~とリュアンさんの店に顔を出し、また、働きたい!ってお願いしたけど、返事はNO.でもあきらめず研修だけでもとお願いしました。それは受け入れてもらい、結局彼の店で働くことはできなくて、ほかの店で就職は探しました。でも、その研修をきっかけとして、いつも食べるパンは彼の店に買いにゆき、自分からいろいろ質問投げかけて今の縁を築き上げました。店を作り上げることで、彼からどれだけのことを助けてもらい支えてもらったかはかり知れません。いま私のアパートにはリュアンさんから貸してもらっているベットとテーブル,ブッフェがあります。きもちよ~く疲れが取れ毎日寝れるのもリュアンさんの息子の使ったおさがりのベットのおかげ。前は週に一~二度彼の店にパン買いに行ってたけど、今はまったく時間なくていけなくなりました・・・その代わりリュアンさんがしばしば私の店に来てくれ相談にのってくれます.そのたびにあまりにしあわせすぎる~とおもいます。

自分の頭の中で、やりたいことを相手がこうだから、無理だろうかとごちゃごちゃ考えるより、行動です。自分の行動でチャンスと縁を切り開く、それが人生楽しく生きるコツなんじゃないかって思います。

2018年3月 4日 (日)

たくさんのバゲット成形しながら、いろいろ思いにふけることが朝よくあります。母のこと,その一つ一つの思い出。パリで働いてた2年前の人生で一番苦しかった日々のこと…そして、今この場所に居れる幸せを思います。

店があるとはいいものですね、ここに私がいるのがはっきりしてるから、誰かが思いがけない訪問をしてくれる。昨日も思いがけない訪問がとってもうれしかった・・・

クリストフとバルバラの訪問。2年前パリの18区のパン屋の責任者として働いてたときの、私の前責任者夫婦です。彼らは3か月しかこの店の責任者として働かなかったのだけど、彼らも大きな希望を抱いてパリに来て、そして去る決心をし、今はノルマンディーでパン屋を運営しています。1週間ほど引き継ぎのために彼らと一緒に働きました。たった1週間だったけど、彼らはとても感じいい夫婦で奥さんは最高のバンドゥーズだったし、クリストフも経験を積んだ菓子もパンもできる職人で、いろいろ伝え教えてくれた・・・1週間を終え、彼らがパン屋を住む家を去る時、モチベーションの高いあなたに引き継げてとても良かったと言ってくれ,1週間とは思えない距離感の中で別れました。

そして昨日、ノルマンディーからの彼らの突然の訪問にびっくりと感動と・・・久しぶりの再会と…このアンジェの私のパン屋で再会できた幸せに・・・2年ちょっとの歳月の中でいろいろほんとにあったことをふりかえりつつ・・・・今度は彼らのパン屋を訪ねる約束をして別れました。

オープンして3か月,常連の毎日パンを買いに来てくれるお客さんとも会話を交わすようになり、あなたのパンは美味しいと言葉をかけてくださる機会も多いです。私たちのカルティエ(地域,町)にあなた達を迎えれてとてもうれしく思ってるといってくださる方も・・・地域の人に必要とされているということが毎日の仕事のモチベーションを支え、前に進む力となっている今です。パリの責任者として働いた時、必要ないと会社の社長から言われ、去るよう告げられ、自分のやっていることを否定され、認められなくて、モチベーションを失って毎日起きるたびにすっっごくきつくてどこまでこの日々が続くのだろうと前が見えなかったあの思い,あの忘れられない底だった日々の思い、ビザも仕事も家も失い・・・なんてまるで人生ドラマのような日々だった。でも、あの日々があったから、今ここに居て、アンジェにいて、今の幸せが有る。信じられないようなたくさんの幸せに囲まれている・・・・

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