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2018年4月15日 (日)

ティボー(一緒に働くみかさんのだんなさん、販売をアルバイトとして手伝ってくれてて、私の会社の代表,私のビザではなれないから)が、金曜日銀行のうちみたいな地域の商業を営む人を集めての会合?飲み会?に行ってきて、土曜パンを焼く私のそばに来て言ってた・・・

最高の夜だったよ、ぼくはスターだった、招待されていた地域の商業を営む人たちは店のお客さんだったし、みんなが私たちがパン屋をはじめたことをほんとうに喜んでくれていたから・・・と目をうるってさせながら。この前、店のフェイスブックのコメントに彼はまた目を潤ませてた・・・このブーランジュリーは味わいを奏で,幸せをおくる、リュスティックの信じられない品質は私を味のとりこにしたと書かれてあって(日本語にするとあんまりきれいじゃないけど、フランス語だととてもいい文章だった・・・)このコメントはまさに、私の理想とするパン屋を表現してくれていたと思う。バゲット(音楽の指揮棒のように)で味わいを奏で,リュスティックのブール状の形と合わせ,その中に幸せをつめ届けてくれる・・・こんな感じ。

ミックス粉による均一された味わい,おいしい出来上がった味わいだけど…それがはびこる今のフランスでうちのパン屋が作り出す味わいは違うのだと思う。私のパン屋のあるカルティエは食に関心が高い人が多い,近くに立つマルシェもビオや地域の野菜肉を扱うアンジェでも一番のマルシェ,その味を知った人たちがお客さんでもある、だからこそ感じるんじゃないだろうかと思う、ミックス粉や製粉会社の提案するやり方じゃない、そのオリジナルの心のこもった味を・・・と思う。

昨日は38度くらい熱あったみたいで、一日中だるかったけど、週の中で一番売り上げの高い土曜日を何とか乗り切り・・・家に帰って熱はかってみてよく頑張ったなぁと思った。バゲット500本以上を手成形で焼き上げてゆく,お客さんの目の前で分割,成形,焼成する姿は、きっとおどろきだと思う。男性の仕事であるパン職人が女性、それも日本人…

この前お客さんが聞いてきた,どうして日本人がここでパンを作っているんだ?日本にパンはあるのか? たくさんのブーランジュリーがあるし、パン一杯食べますよ~と言ったら感心してた。その人が言った・・・じゃ、なぜフランスでパンを焼いてるんだ?だから答えた・・・

vocation ou destin    使命または運命  

ほんとうにそう感じることが多い、リュアンさんやムニエさんやあんなすごい人たちが私のこと,私のパン屋のこと気にかけてくれ,大丈夫か何か問題ないかと定期的に声かけてくれる、ティボーやみかさんや一緒に働いてくれる人に恵まれ、素晴らしいアソシエーションの仲間とその活動を作り上げていけることも、私がここでなすべき事がある,果たすべき私の役割がここにある.だから、ここに導かれ、ここにいる。

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