2018年2月19日 (月)

昨日日曜日アルバイトで販売に来てくれることになった近くの大学の学生の子が帰って,一人で製造の準備とかたずけをし、レジ締めをしてお金数えつつ・・・久しぶりに一人きりのパン屋の中でパリのパン屋で働いてた時の,その時の気持ちを思い出してました。

私の人生で一番つらくて、一番人生の底にいたころ、それがパリでパン屋の責任者として働いた2年前でした。モチベーションを失って、もくもくと一人きりでこなさないといけないことを毎日、これがいつまでつづくのだろうと毎日朝起きるたびに感じてたあの時。母からとのメールのやり取りが私の心を支えてくれていました。人生は楽しむためにあるのよ、今が底だからあとは登るだけよ、だめだとおもったらささっと帰ってきなさい日本にと・・・そんな母に、今はまだ底だけど、人生は楽しむべきだけど、今はここでしっかりこの時を味わうべき時なのだと・・・ふんばったそんなパリでした。

リュアンさんとの出会いがあり、アンジェという街を知り、彼の人間的な部分にあこがれてこの街に来ました。そして今自分のパン屋を作り上げ、今があります。たくさんのことを助けてくれたリュアンさん,シャルトルから引っ越してきてくれ今共に働いてくれ助けてくれている友人夫婦、人との出会いの大切さを今心にしみて思います。

自分一人では、決して実現できなかったこのパン屋、今いる私の幸せなこの場所。

まだまだ大変な乗り越えるべきこと多いけど、素晴らしい人たちに囲まれ一人じゃなくて、相談できる心繋がった人と働けてる今に本当に感謝。母はもういなくなったけど、私の一番つらい時をしっかりと支え,もう大丈夫ねと見届けて、きっと私の前を去っていったのだと思います。

今は本当に日々まわりにあふれている奇跡に感謝できる日々です。

2018年2月18日 (日)

店の売り上げも順調に伸びていっています。毎日一番作っているバゲットも日ごとに本数が増えてきました。うれしい半面、すべて分割、手成形,窯入れを一人でこなすのは結構重労働なので、肩の周りがばりばりな今週でした・・・1日300~400本のバゲットです。おどろくことにメロンパンが60個くらい,クリームパンも24個は売れてます・・・日本のころ以上ですよね。

今もとパティシエの友人の女性と2人で製造と,販売をこなし、彼女のだんなさんが1日に4時間くらい忙しい時間の販売をアルバイトとして働いてくれています。かなり効率よくマックス働いています。お客さんの要望が多かったので日曜の13時まで営業していましたが、このまま順調に売り上げが伸びていって作るバゲットの数が増えると、気力満々の私でも体はついていかなくて・・・これから長く続けることを考えた時,週六日働いている今を続けると限界が来るだろうなぁと感じた今週でした。人生は、楽しまなくてはいけません。だとしたら、やっぱり体を休めるべきだし、もっと色んなこと店で展開したいので考えたりするじかんほしいなぁとか・・・いろいろ書類を助けてくれている友人のだんなさんのティボーの負担を減らすためにも、私が時間作って店の経理をこなすべきだと考えました。3月から日・月休みにします。

最近、こわいくらいだなぁと思ったことがあります。自分が思ったことは現実になる,不思議なくらいに・・・・いいこと思わないといけないですよね。アソシエーションの活動もとてもうまくいっています、忙しくてあまり活動的ではありませんが、濃い内容,素晴らしい仲間に恵まれすぎています。やっと洗濯機も買えて手洗いしなくていい贅沢、フランスで自分のパン屋があって十分な広さの素敵なアパートに引っ越せたし、店をやるにおいても一人ではなくて、喧嘩するくらい家族ぐらいの友人夫婦と働け作り上げていける幸せ、この仕事を通し心の絆をフランスの職人さんと築きたいと願った日,今リュアンさんとほんとうにそんな関係が築けてるし・・・今度夏日本でリュアンさんのデモンストレーションが実現します!!そして、私がそばで通訳兼助手なんて最高です。日本の多くの職人さんに彼の考えや技術や店の運営のすごいところを伝えたいなぁと思います。

2018年2月12日 (月)

店がオープンして2か月が経ちました。その間に、引っ越ししたり、アソシエーションの講習会を店ではじめてやったり・・・いろいろもりだくさんな感じで頑張っています。引っ越ししてネット環境がまだうまくいってなくて書けずにいました。

店のお客さんは確実に増えていっているのを実感しています。パンの味美味しいねと声かけてもらうことも多いです。日本のパンとしてメロンパンやクリームパン、てりやきぱんなど作っていますが、どれも好評でフランスのお客さんにも日本のパンを愛してもらっています。

でも一番売れるのはバゲットで少しずつ作る本数も増えていて一日300~400本近くをフランスでもほとんど見かけない手成形で頑張っています。お客さんから見れば、日本人の女性のパン職人が一人で生地分割成形して焼いてる姿はきっと驚きとともにめずらしいとおもいます。フランスは男性パン職人がほとんどですので・・・

フランスに来てずっと果たせなかった生地を感じ、考え、調整し、工夫してパンつくりをする。その環境がやっとある今に心から感謝しています。まだオープンしたばかりで作ること、書類事色んなことが大変ですが,やっとやっとパン屋ができたんだって思います。

常連のお客さんと会話し、地域の人たちのためにパンを作れている今、協力し共に頑張ってくれている方々に感謝です。

2018年1月 4日 (木)

なんだか今日はもりだくさんな気持ちのいろんなことがあった日でした。ガレットデロアのおかげで売り上げもかなり頑張ったし・・・

今日はジェラールムニエさんから電話がかかってきて、朝は店も静かだったし、この前電話もらってたけど折り返してなかったこともあり、電話を取るとかなりの勢いでムニエさんは話だし・・・すると店にリュアンさんが来てくれていて、ムニエさんと電話で話しつつ・・・リュアンさんにムニエさんから電話で・・・と話すと彼と話したいというから電話をわたし、ムニエさんとリュアンさんは私のパン屋で久しぶりに電話で話をしてました。昔1年くらい一緒に働いていたことがあったらしい・・・ということで1月末のアソシエーションの講習会の時にはこの2人が私の店に来てくれることになりそうです。わざわざ様子を見に立ち寄ってくれたリュアンさん、オープンして2回もよってくれ、本当に優しい人です。そうこうしていると、店のバゲットがきれそうで、あわてて分割・成形・焼きとひたすら頑張り続けるはめに・・・今日かなりバゲットうれました。ほかのパン屋みたいにバゲットモルダーはないのですべて手成形、今以外に人気なのはてごね・手成形のバゲットビオ(ビオの粉を使ったバゲット)

店にはいろんな人がやってきます。日本人も、日本語を話すフランス人も、どっかに焦点が飛んでそうな不思議な人も、何か安らぎを求めてくる人も・・・パン作るのと接客といっぱいいっぱいだけど、たくさんの人が安らぎを求め集まってきてくれる場所でありたいと思うこの頃です。

まだオープン立ち上げ、クリスマス、がレットデロア、経理請求書・・・引っ越しと押し寄せてくるいろんなことに自分に余裕がない感じだけど、気持ちに余裕持てるようしていかなきゃと思っている感じの今です・・・とりあえずがんばってます

2018年1月 1日 (月)

12月9日土曜日boulangerie Aterier Letanduere アトリエレタンデュエールオープンしました!

十年の歳月をかけ思い続けた私の夢であったフランスでパン屋をやる、その夢を現実にできました。たくさんの方の力を貸していただきながら、心に思い続けたそのことがまさに現実に・・・

オープンして3週間立ち上げの忙しい毎日をすごしていました。今日は31日日曜で2017年最後の営業日、13時までの営業だったから販売のティボーと私の2人ではじめて店の外に行列ができつつ、頑張りました。お客さんの目の前で生地を分割し、手成形し、オーブンで焼き上げるスタイルなので、自分がパンを作る姿がまさに、パンを買いに来たお客さんに見えます。

設置した機械を理解し、配合・工程を安定させ、一緒に働いてくれるスタッフに伝え、粉を選定し製法を選んでいく今の段階、正直まだまだ安定してパンを焼けているという実感のない3週間でした。少しずつ配合、やり方変えたり・・・今日も前の店の持ち物だったひきついだ冷蔵庫の温度がうまくいってなくバゲットの生地は過発酵状態で、味も抜けてたしすごく扱いにくかったりして・・・

少しずつお客さんも増えて、まだまだ予算通りではないけど売り上げも伸びていっています。販売スタッフをおかず、製造している私ともう一人のスタッフのどちらかが接客しているので、ティボーが少し販売アルバイトとして少し忙しい時間帯を手伝ってくれてますが。だからお客さんの声がディレクトに聞けます。日本とフランスのお客さんの決定的違いがあります。それは何か、たくさんの人が自分の思いや意見を直接話しかけてくるということです。日本ではまれですが・・・

今日は朝3時ごろから一人でもくもくとパンを作り、3週間の疲れもたまってる感じのところ・・・70歳くらいの女性のお客さんがティボーと話しているのが耳に入りました。もう最近はパンを食べなくなっていた、美味しいパンに出会えないから・・・・でもここのパンはとてもおいしくて、まるで子供のころ食べたあの美味しい味わいを思い出すようなそんな感じで食べてますと、4本もバゲットを買ってくれてました。今年最後の最高のプレゼントのような言葉でした、思わず涙出そうなくらい・・・・フランスに来てからの今までのいろんな険しい道のりを思い出しつつ、だからこそ心にしみわたる言葉でした。とくに年配のお客さんからパンの味わいが美味しいと言ってもらえることが多く、その言葉が嬉しくもあり、真剣にいいパンを焼かなないと・・・という思いにも繋がっています。でも、やっと考えて感じてパンを作ることができている今、その環境がやっと出来上がった今に心から感謝しています。たくさんの支えてくれた人への感謝をかみしめつつ、100%の力をパン作りに注いでいます。今のちょっとした楽しみは、接客する中でおもしろいお客さんがけっこういたり、その人の語る話に驚くことも多く、いちばんびっくりは日本語を流暢にはなすフランス人が5人くらいはいたことです・・・このアンジェという小さな町なのに。日本が好きっていう人もたくさんいます、現在メロンパンが人気、カレーパンを最近作ったら好評でした!プチミルクは作ってみたけどこれは、売れませんでした…そういう感じで食習慣の違いからか受け入れられない味やスタイルがあります。

2017年12月 3日 (日)

昨日は満月でした。ふしぎな形の雲とともにとっても幻想的で素敵な満月を見ました。何かを物語り示しているような、そんなお月さまでした。

昨日はじめてバゲットの生地を仕込んでみました。店の掃除も進めながら、設置した機械の不具合を調整しつつ・・・そんな忙しい中一緒に働いてくれる私の会社の代表になってくれている友人が自分の今までの人生の背景にある基となっている考えを語りだしました。15年くらいかけて彼が学び、彼の生き方の芯となっている考え・・・忙しいんだから手短にはなしてよ~と口をはさみつつ、でもその話に驚きました。今までたどってきた道のりはお互い全く違うけど、その違うそれぞれの道のりを通してたどり着いた芯となる考えは一緒のものであるということをかくしんしたきのう、涙が出ました。今までも考え方が同じ部分があるとは思ってもいましたが・・・昨日あらためてそれが確信となりました。

フランスの共同出資者である日本の会社の社長の今後この店を通してやりたいことは、パンを作る仕事に携わる人を技術を伝え、育て、業界に貢献していくということをベースにしているということが、この前日本に帰った時お話した時も改めて感じました。

私も同じ考え、同じことを目指す3人が集まられ、それぞれの役割を通して協力し、私たちは何か大きな多くの人に良い影響を与えることをするために、神様から仕組まれて今ここにいるのではないかと今強く思っています。大きな確信ではないけど、いままでもそうふと心に感じたことは数年か十年か分からないけどまったくその通りに実現してきたので、そうなんだと今思います。

2017年12月 2日 (土)

来週のファサード、外壁塗装の工事を除き、大きな改装工事は終わり、きのうからオーブンの火入れをはじめました。今日今から店に行って、1日かけて徐々にオーブンの温度を上げていきます。

月曜からテストベークできるようになります。いろんなことでまだ不安いっぱいだけど、昨日も夜あれしなきゃ、あれどうなるんだろうって考えてうまく寝れなかったけど、考えてもどうしようもなく、前に進むのみです。

2017年11月29日 (水)

Dsc_0936 はじめて、ここまで現場に張り付いて改装工事、機械設置を見ています。本当は今週からテストベークするはずだったのでテストベーク用の粉も到着しだし・・・今日2つの製粉所から来るはずだったから一日中いたけど、来なかった・・・・やっぱいここはフランスだって思いました。

工事の進め方も日本と絶対違うはず、日本がどうだったかは知りませんが、かなり興味深くのぞいてます、設置工事の状況を・・・まず、音楽は欠かせない、みんな歌いながら、よくタバコも吸ってるし、いつも思うけどフランスの喫煙率は日本より絶対高いだろうなって思います。仕事中にタバコ吸うって日本ではあんまりありえませんよね・・・・歌ってたり、これありえない~なんだよ~って大声で叫んだり、要するに自分の思いのままふるまい、発言するこの国の人たち・・・日本人のまじめすぎるまじめさと足して2で割りたいなぁと思う。毎日現場に顔出さないと、進みが心配なので、やりにくいけど現場で自分の仕事しつつ・・・今を過ごしてます。早く出来上がりますようにと思いつつ。

Dsc_0940 ビオの全粒粉小麦で作ったパンコンプレとマルシェで買ったかぼちゃで作ったフランス風のなめらかなスープ。これぞ私にとって最高の贅沢です。安心できる体にいいパンと優しいスープ。もうほとんど食べれなくなった母に最後に食べてもらえたこの滑らかな野菜のスープは心もあっためてくれます。

2017年11月25日 (土)

昨日の工事業者との打ち合わせで、少なくともあと1週間は機械の設置や電気工事にかかることがはっきりとわかり、本来予定していた来週からのテストベークはできないことが判明、早くて4日からになりました。お世話になった人を招いてのレセプションはオープン後に延期し、12月9日のオープンの日程だけを維持して、進めていくことにしました。

まぁ、いつものように予定外ですが、いつものようにこんな感じは予定内ではあります。ということで、今週末本来ならテストベーク前にいろいろ準備すべきだったのですが、ちょこっとゆっくりすることにしました。今朝は、久しぶりにマルシェに出かけ、野菜と魚とジャム用の果物買ってきました。ここんとこ忙しくて食生活がみだれ気味だったので・・・

Dsc_0436 ムーランサレにて。焼いたパンと製粉会社のオーナーと

Dsc_0434 アンジェリーナと焼いたパンと。まるで親子みたいですが私の子供ではありません・・・

Dsc_0426_1 ムーランには、パン屋が併設され、そこでテストベーク。このムーランはすごく田舎なので、週2回のパンの販売日に多くの人がパンを買いにきます。ただお客さんに売るのが目的ではなく、粉のテストベークも兼ねてるそうです。あったまいい~!

2017年11月24日 (金)

日本に1週間ちょっと帰って、帰ってきてすぐ現場の機械の設置もはじまり…いろいろと忙しくしててしばらく書いてませんでした・・・今日も、会計業務を依頼する会社にゆき、労働契約の作成について話をし、弁護士の事務所に行き、会社を営業活動ありにするための話をしにゆき、今後研修生を受け入れるためのことを調べに担当役所にゆき・・・店の看板設置をする会社へその打ち合わせにゆき、この前アンティークのマルシェで店でパンを並べるテーブルを買ったのでその配送日を決めにと頑張った一日でした。

昨日は、アンジェとソミュールの間くらいにあるムーラン(製粉会社)へ粉のテストベークに行ってきました。ムーランサレと言ってアンジェで収穫された小麦を、石臼引きにて製粉、ビオの粉も多く作っている家族経営の小さな田舎の製粉会社です。その前日にはシャルトルまでフランスの小麦に関するセミナーを受講に行ってきました。そのセミナーの話の中で小麦に関する現状、ルヴァンのことなどたくさんのヒントを得ました。今、どこの製粉会社の粉を使うかで選択をしなければいけない時です。この前アンジェ近郊の別の製粉会社に行きましたが、そこも家族経営のとても感じの良い、いい粉を持っているムーランでした。ほぼここの粉かなぁと思っていたところに、昨日のムーランサレは正直、期待以上に心ひかれる製粉会社でした。

まず何が一番びっくりかは、行ったらそこのオーナーであるその人が製粉会社併設のパン屋でパンを焼いていました。製粉もし、パンも焼き、昼からはちょっと配達に行ってくるからと・・・工場を見学したらそこに、パリのポワラーヌ出荷用の小麦がありました!あの有名なポワラーヌの小麦!次にびっくりは小麦の価格でした。予想以上に安くて、その人の商売っけなさというか本物のムニエなんだなぁと感じました、工房を借りてテストベークしましたが、彼も店のパンを焼いていて、冗談言い合ったり本当にいい田舎のおじさんという感じでした…その人柄にも感動。そして何より、このムーランの小麦は私のやりたいことが実現できそうな粉でした。

日本からリュアンさんの店を見学したいというお客さんが来ていたので、彼にアポイントを取って店を案内しました。リュアンさんの店のコンセプトやいろいろ彼の言葉を通訳しながら、改めて彼の考えに納得、そしてとても考えさせられました。今店を実際に始めようとしていて、簡単そうに彼は言うけどそのどれもが私の理想であるけど彼の練り上げられた上での、難しいことだと今感じていることだからです。いろいろ話をする中、またいいこと言ってました彼・・・一人では実現できない、周囲に助けられ実現されていく、そういうものなのだよ。店を作り上げることは簡単ではなく大変な困難だろうけど、それが達成された時には自分自身に何らかの大きなものをもたらしてくれるものだよ。

12月8日のイノギュラシオン(お世話になった人を招いてのレセプション)、9日のオープン目指してもう少しつっぱしります。まだこれからがスタートですが、ひとまず、やっとやっとここまでこれた・・・・ありがとう、ドラマみたいなスリリングでおもしろい人生ありがとう。

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